妊娠による身体の具体的な変化・注意点
身体的変化
まずはじめに、毎月の生理(月経)が止まる事から始まります。
毎月定期的に来ている方が、1週間以上遅れているようであれば、妊娠の可能性があると考えて良いでしょう。
予定日より1~2週間遅れているこの時期では、生理(月経)が来そうで来ない生理前のような体調が続きます。
早い方では、つわりの症状(吐き気・嘔吐)も出てきます。
この頃は、赤ちゃんの身体をつくる過程において、大変大事な時期ですので、勝手に薬などを飲まないように気を付けましょう。
体調の変化を感じたら、自分だけで判断せず、早目に婦人科にかかる事が大切です。
つわりは、個人差がありますが、空腹時に強い吐き気を感じたり、ごはんの炊けた臭いに反応して吐き気を感じたりする事が一般的ですが、中には全く食事をとる事が出来ず、飲み物だけでも吐いてしまう状況になってしまうと点滴・入院が必要になる方もいます。逆につわりを全く感じない方もいて、人それぞれ症状が違います。辛いつわりも、妊娠11~12週頃までには、落ちついてくるでしょう。
注意点
妊娠中の注意点には、喫煙による悪影響があげられます。
喫煙により胎児の成長を妨げるリスクが高まります。
さらに妊娠中にうまく成長できなかったことが、生まれてから病気にかかりやすくなるリスクも高くなります。
また、流産や早産を引き起こす可能が高くなり、タバコのために命を落とすこともあります。
さらにSIDS(乳幼児突然死症候群)になるリスクも高くなります。
なお、精神面においても悪影響を発生させることがあります。
身体面で悪影響が見えなかったとしても精神面で影響している可能性があります。
その結果、1~2歳頃から極端な攻撃性を示したり、大人になってから問題を起こす可能性が出てくるリスクが発生します。
また、呼吸器疾患や喘息、学習障害などに対してのリスクが高まります。なので妊娠反応陽性になってから禁煙をするのでは遅く、妊娠を望む環境になったら必ず禁煙をしてください。